タイ人の平均給与は月給1万バーツ（3.2万円）程度といわれていますが、エンジニアなどでは3万バーツ（9.6万円）くらいもらっている人は沢山います。
日本語などの言語が話せるITエンジニアなら、4～5万バーツ（12.8万～16万円）もらっている人もいるそうです。
さらに、自分で商売をしていたり、バンコクの土地を持っていたりするような裕福層は、日本の金持ちよりもよっぽど金を持っています。
それには、タイの相続税がないことが関係しています。
タイの地方都市にも、このような金持ちは沢山いるんだとか。
タイ国将来財団は、過去30年間において、タイ経済格差は解消されていないと調査結果を発表した。
最も裕福な家庭と、貧しい家庭の財産を比較したところ、経済格差は約21倍にも上ります。
国会議員の保有財産は一戸あたり、平均8100万バーツ（合計400億バーツ）で、これを一般家庭に当てると一般家庭の200万戸分に相当します。
タイの歴代首相の保有財産は、平均一般家庭の約9000倍とも言われています。
他国と比べるとインドの2000倍、フィリピンの600倍と最も高く、経済格差は世界で162位となっています。
途上国を知るということ
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最後に
貧しい国ほど格差が目だつのは、苦労して手に入れた富を独占しようとする人間の心理でしょうか。
バンコクでは、皆普段から綺麗に着飾り、ハイソなレストランやカフェを利用している姿をよく目にしていたので、このニュースは衝撃的でした。
もう1つタイ人の驚く性格は、お金がある人程、収入や経歴で人を判断すること。
平等な社会じゃないから、街は発展しても、全てが真似事のような中途半端に映る。
この不条理な状況は、タイの場合何年経っても広がる一方ではないかと心配になります。