1972年にセイロンより、今のスリランカに改名。
正式名所は「スリランカ民主社会主義共和国」。
現在4つの宗教が共存しながら生活しており、街の風景は様々な人種が入り交じり、一層色鮮やかにしています。
その歴史は紀元前5世紀に、北インドからシンハラ人が移住して王国をつくったといわれています。
その後南インドから来たタミル人たちとの間で争いが起こります。
各国の介入もあり、4半世紀を経てようやく2009年に内戦が終結しましたが、タミル人が多く住む北部は、いまだ観光客の足が遠のいたままの状態です。
「地球の歩き方」にもごく僅かな情報のみで、観光地化されていない本来のスリランカの姿がみれるはずです。
東部と南部の一部はサーファーが集まるポイントでもあり、現在開発が急ピッチで行われています。
しかし、大きな街以外はまだまだ素朴な市民の生活が垣間みれます。
民族
シンハラ人(約74%)
ムーア人(約7%)
タミル人約(5%)
その他
シンハラ人に多く見られる男性のサロン姿
アバヤにイスラム帽をかぶる厳格なイスラム教徒
ヒンドゥー教徒の色鮮やかなサリー
布で頭を覆うヒジャブ
目以外全身を覆う黒いニカーブ姿の女性
■女性
民族衣装女性の伝統的な衣装は、ブラウスと布(巻きスカート)の組み合わせ。
・ハッタヤ/ブラウス
・レッダ/巻きスカート
・カバークルットワ/西海岸の丈が長いブラウス
・インドサリー/インドと同じ物
・キャンディスタイル(オサーリア)/腰のところにヒダをたくさん寄せたものと呼ばれます。
■男性
筒状に縫い合わせた布を下半身に巻き付けるのが伝統的なスタイル。
・サラマ/男性用サロン
宗教
仏教(約70%)
イスラム教(約8%)
ヒンドゥー教(約7%)
キリスト教(約6%)
スリランカの魅力は何と言っても、上記の4つの宗教が共存して生活しているところです。
町によって偏って多く集まっている場合がありますが、一つの町にチャペルと仏塔とモスクと、そしてヒンドゥー寺院が存在します。
それもかなり古い物から新しく造られたものまであり、それぞれの宗教を信仰しているのがとても不思議な雰囲気があります。
日本からの時差
マイナス3時間半
言語
気候
低地は平均気温27度の熱帯気候。
中部の丘陵地では朝晩が特に冷え込み最低気温が14度にもなる。
5〜7月、12〜2月はモンスーンシーズンをむかえる。
主な産業
紅茶、ゴム、ココナッツ、米作、繊維業
最後に
日本は鎖国をしていた時代もあり、他国の宗教はあまり浸透していませんが、諸外国では他民族が混ざり合って生活をしています。
日本では考えられないほど、それぞれの宗教を信仰し、町に様々な人種がいることはとても興味深かってです。
歴史的な建造物も多く残り、それぞれの伝統と歴史を守るスリランカの人々はとてもキラキラしていて、素敵な国だと実感しました。