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SNSで拡散「おにぎりをシンボルに世界を変えよう」現代のチャリティーの方法

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今年も10月11日にスタートした「おにぎりアクション2016」は、開始してからたったの3日間で、1万枚以上の投稿がありました。
#OnigiriActionというハッシュタグを付けてSNSで投稿するだけという手軽さも手伝って、InstagramやTwitterを中心に大きな話題を呼んでいます。
SNSにアップされている写真は、コンビニで買ってきたおにぎりから、手作りおにぎりまで様々。
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写真1枚につき、貧しい子どもたちに給食5食分が寄付されるというこの企画。

とても簡単ですよね?!
今回追加協賛企業として、以下の6社(団体)が、参加者に代わりアフリカ・アジアの子どもたちに給食を届けてくれます。
■協賛企業
・株式会社伊藤園(追加協賛を決定)
・株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス
・損害保険ジャパン日本興亜株式会社
・田辺三菱製薬株式会社
・海苔で健康推進委員会
・株式会社夢ふぉと

これを発案したのは、日本のNPO団体「TABLE FOR TWO」のマーケティング担当、大宮千絵さん。
2007年10月設立した「TABLE FOR TWO」。
直訳すると「二人のための食卓」という意味があります。
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「日本の代表的な食である"おにぎり"にまつわる写真をネット上で投稿すると、写真1枚につき開発途上国の子どもたちに給食5食分(約100円)の寄付が協賛企業から代わりに寄付されるという取り組みになっています。

世界の食糧問題

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現在、世界70億人のうち、先進国では肥満人口が20億人、開発途上国では飢餓人口が10億人います。
「TABLE FOR TWO」は、生活習慣病などの飽食の問題と飢餓問題の同時解決を目指しています。
気軽に社会貢献できるということと、メタボ予防ができるという一石二鳥な取り組みが人気を呼んでいます。

シンプルで誰でもできるチャリティー

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昨年は、1ヶ月半で約5500枚の写真が世界20ヶ国以上から投稿され、合計で2万5000食の給食がルワンダの小学校や幼稚園に届けられたそうです。
今年も、日本企業からの寄付はアフリカ5カ国(ルワンダ、ウガンダ、タンザニア、ケニア、エチオピア)とフィリピンに、アメリカ企業11社からの寄付はアフリカとアメリカ国内の貧困支援にあてられる予定だという。
そもそも、TABLE FOR TWOは、開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む、日本発のNPO団体。
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先進国の私達と開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトの下、社員食堂や店舗でヘルシーメニューを購入すると、代金の一部が寄付となり、飢えに苦しむ世界の子どもに給食をプレゼントできるという取り組みを行っている。

”おにぎり”に込められた想い

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今回の「おにぎりアクション」は、10月16日の世界食料デーの関連企画としてスタートしたもの。
"おにぎり"は、たくさんの人にとって温かいエピソードやストーリーを持ち、大切な誰かのために握る機会の多い食べ物です。
日本で生まれて世界に広まる「TABLE FOR TWO」として、日本の代表的な食であり、誰かのために握る機会の多い"おにぎり"に、アフリカ・アジアの子どもたちへの想いも込めて参加してもらえたらという想いで始まったこのチャリティー。
より多くの給食を届けるため、急遽クラウドファンディングをに挑戦することに。
今年は、アクション開始後5日目にして既に1万3千枚を突破する勢いで写真投稿が集まっていて、1分間に何枚もの写真投稿がある状況が続いています。
この勢いをどうしても止めたくないという想いから、意志ある個人の方々からこのプロジェクトに対するご寄付を募ることに。

給食を目当てに登校する子が増えた?

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「TABLE FOR TWO」は、世界食料デーの10月16日から1ヶ月半で合計100万食を届けることを目標としています。
成立すれば、写真投稿1万枚、ルワンダ・バンダ村の子どもたちの給食5万食分となる。
幼稚園では、1杯1000カロリーほどある栄養たっぷりのおかゆを入れたカップが配られます。
小学校によってはお皿で提供されているところもあるが、常に栄養価の高いものが提供されるように工夫されているといいます。
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(イメージ)
学校給食が確実に支給されるということは、飢餓に苦しむ子どもたちの空腹を満たすことに加えて、子どもたちの基礎体力向上や病気予防、就学率を高めることにも繋がっていきます。
実際に支援先の小学校では、給食をスタートした後から生徒の数が増加。
手洗いや食器洗いの習慣が伝えられたことで感染症も減少、貧困解決のための重要な役割を担っているという。
■ホームページ:http://jp.tablefor2.org/

最後に

"おにぎり"に込められた、シンプルなメッセージはSNSで世界中に広がっています。
”おにぎり”をいつものように写真に撮ってアップする、ただそれだけで、世界の子どもたちの笑顔が増える可能性があるなんて素敵じゃないですか。
もし、今日”おにぎり”を食べる機会があるのなら、食べる前に1枚スマホで写真を撮って、SNSにアップしてみるのはどうだろうか。

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