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昔はバックパッカーに人気の秘境も廃れ、どこか寂しさだけが残「シャングリラ」の町を散策してみた!

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昔、バックパッカーに人気、秘境、寂しい、シャングリラの町、散策
中国雲南省の香格里拉(シャングリラ)県は街が世界遺産に認定され、以前は外国人にも人気のスポットでした。
しかし、2014年1月11日旧市街「独克宗」で大規模な火災が発生し、300棟近い建物が焼失してしまいました。
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チベット族の大事な1300年の歴史を持つ家々の3分の2が焼けたといわれ、木造家屋を中心に242棟が全焼し、延焼を食い止めるため43棟が取り壊されてしまいました。
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偶然にも死者は一人も出ておらず、放火原因もいまだ不明のままなんだとか。
被害状況は著しく深刻で、一部では漢民族の仕業ともささやかれています。
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今年2015年4月にシャングリラを訪れると、旧市街は建設ラッシュに追われていました。
伝統的な木造建築に細かい彫り細工を施した扉や装飾はとても立派でしたが、当時のシャングリラを見ることができなくて、とても残念でした。

かなり広い土地全てを改築し直していいる最中で、風で舞うホコリや木クズがすごて歩くのもままならない状況でした。
途中の町「大理」や「麗江」には多くの漢民族の観光客が押し寄せ賑わっていましたが、シャングリラまでくると観光客はまばらで、街は閑散としています。
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旧市街で有名な観光名所といえば「大亀公園」と、山の上に見える「中心鎮公堂」くらいです。
「大亀公園」は旧市街からすぐの距離で、隣にある巨大マニ車が目印です。
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目の前には毎晩名物の”チベットダンス”が行われる広場と、両側に博物館があります。
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博物館は無料で見ることができますが、漢民族の嘘をまとめたような酷い内容のものでした。
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「大亀公園」は急な階段を登ると本堂が現れ、そこからシャングリラの町が一望できます。
巨大マニ車は10人くらいでやっと回せる、チベットの仏具の一つです。
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右回りに一度回すことにより、大蔵経という経典を読むのと同じ功徳(ご利益)があるとされています。
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もう一つの町の見所の「中心鎮公堂」は、軽いトレッキングコースのようなきつい山道が待っています。
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町からの入り口も朽ち果てて、見落としがちですが小さな看板が立っています。
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民家の脇をお邪魔して、道なき道を進むと次第にチベットのお経が描かれたタルチョが見えてきます。
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標高が高いせいか、登るのに一苦労ですが、山頂から望める景色は最高で、人もほとんどいないので、時間を忘れるようにのんびりできます。
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タルチョに囲まれたチベット仏教の寺院は今やみんなに忘れ去られたような廃墟感があり、静けさが一層増しています。
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お寺の裏側にはシャングリラ空港が草原の中にポツンとあり、更に右手には万年雪を被った「梅里雪山」が見え、その先に進むと雲南省の最西端のディチン州になります。
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最後に
雲南省のシャングリラは中国に返還されてから、しばらくの間揉めており、多くの死者が出たと書かれていました。
一般観光が許されず、ようやく最近になり自由旅行が可能となりました。
香格里拉(シャングリラ)は知れば知るほど、切なくなさを感じる町で独特の雰囲気があります。
しかし今回ここまで足を運んだ甲斐があったと感じています。

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