タイの有名な観光地の一つに「アユタヤ遺跡」があります。
1351年にウートン王によって建都されてから、1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた都市です。
バンコクからは車で約1時間半くらいの場所にあり、バンコク発の観光ツアーもでています。
今回はタイの北にあるウドンターニー県から南下して、早朝4時にアユタヤに到着しました。
日が昇ると同時にトゥクトゥクというタイの三輪タクシーをチャーターして、アユタヤ歴史地区を観光することにしました。
ドライバーは感じのいいMOMさんという男性で、またアユタヤに来る時にはトゥクトゥクの会社「Phet」の”MOM”でリクエストしてねっとさりげなく宣伝していましたが、これが本当にいい人で、朝8時までに入れば入場料がかからない所をこっそり教えてくれたのもこのMOMさんです。
まずは仏像の数と涅槃像が有名な「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」。
涅槃像の足の裏にコインを貼り付けることができれば、願いが叶うと言われており、大きな足の裏にはびっしりコインが付いています。
仏塔に登ることができる、上からアユタヤ遺跡を眺められます。
次はサンライズに合わせて塔に昇るのがお勧めと連れて行ってくれたのが「ワット・プー・カオ・トーン」。
ここは郊外にあり、上からの景色は平野が続きとてもきれいです。
「ワット・プラシー・サンペット」の隣にあるお寺「ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット」。
中には黄金に輝く仏像が安置され、その周りを一周できます。
MOMさんの知り合いで、彼の顔に免じて中に入らなければお金はいいよと周りから写真と撮らせてくれた「ワット・チャイワッタナラーム」。
遺跡がいくつか集まっている広場の端にある涅槃像「ワット・ロカヤスタ」。
傷みが激しく、布などを纏っていないですが、市民が身近に信仰する仏像。
一番有名な顔が木に守られている「ワット・プラ・マハタート」。
入場料：20バーツ
仏像の首のほとんどは破壊されており、異様な雰囲気ではありますが歴史を感じさせます。
最後は最も大きな仏像と沢山の装飾品や壁画が素晴らしい「ワット・パナンチューン」。
入場料：20バーツ
ここはタイ人にも厚く信仰されており、様々な人がお花やお線香などを購入して熱心に手を合わせていました。
詳細
トゥクトゥク会社：Phet（ペット）
ドライバー：Khun MOM（モムさん）
TEL：08-1758-9621
料金：１時間200バーツ
最後に
ちょうど10年前に訪れたアユタヤはほとんど昔のままで、観光地化された町になっていなかったことにほっとしました。
アユタヤの遺跡は範囲が広大なため、とても歩いては廻れません。
またレンタサイクルも厳しく、レンタルバイクを借りるか、個人でトゥクトゥクをチャーターして行く方法しかありません。
バンコクからたくさんのツアーも組まれているので、それが一番便利かもしれません。
今回お世話になったMOMさんは、タイのお菓子を買って分けてくれたり色々と親切で、日本人でも安心して利用できると思います。