タイを訪れる外国人観光客は、毎年2千万人以上にのぼります。
そのうち200人から300日とがホームレスになっているという驚きの調査結果が、タイ社会開発、人間安全保障省より発表されました。
ホームレスになる理由としては、多くがバッグパッカーとしてタイに入国し、資金がそこを尽きてしまうケースが多いんだとか。
■タイで最も多い外国人ホームレス
1位 ロシア
2位 イギリス
3位 オーストラリア
4位 アメリカ
5位 ウズベキスタン
6位 スウェーデン
7位 スーダン
現状では、外国人ホームレスを保護する法律はなく、母国への移送措置をとっているそうです。
またタイに来る男性観光客の中には、タイ人女性に騙され全ての資産を奪われてしまう事件も多発しています。
実際に日本人男性も被害にあっていて、タイ人女性にカネを騙し取られたことを苦に自殺した事件が立て続けにありました。
タイ国内の自殺者は毎年8000人前後と言われていますが、その内の100人近くは日本人といわれています。
日本の外務省調べによると、2013年事件・事故で日本人を援護件数は1万7796件に上ります。
その内訳は以下のとおりです。
■援護件数
1位 窃盗被害 4400件
2位 所在調査 4258件
3位 遺失・拾得物3338件
4位 傷病 788件
5位 詐欺被害 397件
6位 困窮 371件
7位 犯罪加害 329件
8位 安否照会 353件
9位 強盗被害 294件
その他
■日本人が被害にあった事件
事件、1
バンコクのスクムビット地区で、日本人が台湾人と自称する人物から声をかけられ、現金をだまし取られる詐欺被害多発。 親子連れを装ったパキスタン系犯罪グループによる犯罪。 バンコクのナナ地区からアソーク地区の路上で夜間に発生。 スクンビット界隈などで、「日本のことをいろいろ聞かせてくれ」などと様々な理由をつけて家に誘れます。 タイという国は表面上豊かで潤っているように映りますが、実際の庶民の生活では貧富の差が激しいです。
犯人は親日派であると言葉巧みにまくし立て、被害者に日本円を見せてくて欲しいと頼み、財布から金銭を抜き取る。事件、3
女装した犯人が被害者の前方を塞いだり、抱きついたりし、別の犯人2人が被害者の腕を羽交い締めにして、財布などを抜き取る。
ボディバック=日本人とすぐに見破られるので、多くの観光客が被害に遭う傾向がある。事例、4
自宅へ訪れると複数のタイ人がいて、知らぬ間に賭けのカードゲームが始まり、最初は数10バーツレベルで勝つようになっていて、額が大きくなると負けが膨らむよう仕組まれていて、最終的には数千、数万バーツと強要される。
最後に
またタイ人は普段はニコニコしてマイペースですが、お金のことになると豹変して人格が変わると言われています。
タイを訪れる外国人観光客の中でも、ノーと言えず、言われるままに流されてしまう日本人は格好のタッゲートとして狙われやすいので、いつでも注意が必要です。