今日ご紹介するのは、スリランカ10日間で巡るモデルプランとお勧めルートです。
日本人がスリランカを訪れるのにあたり、多くがツアーに申し込むか、空港から最後の送迎まで運転手付きの車をチャーターする人が多いようです。
しかし時間に余裕があるなら、是非スリランカ人に混ざって列車やローカルバスを利用して市民の暮らしぶりに触れるのも悪くないと思います。
バス
バスは国営と私営があり、私営バスのインターシティと呼ばれる”2都市間の直行バス”はエアコンが付きのハイウェイバスなので快適で便利です。
コロンボからキャンディまではおよそ3時間30分、コロンボからアヌラダプラでおよそ6時間です。
各都市にバスターミナルがあり、そこから乗車し、料金は車内で支払います。
ツーリストカー
運転手付きで空港出迎えから見送りまで行程内の全ての移動を担当し、限られた日数でまわるならお勧め。
参加人数によって、セダン、バン、ミニバスと車の大きさにより料金が異なります。
鉄道
コロンボから北部のポロンナルワ方面、南西海岸のゴール方面、丘隆地帯のキャンディ方面など各方面に向けて路線が延びています。
主要都市間には特急や、内装やサービスが充実している豪華な車両も運行されています。
今回の旅のルートは二コンボからスタートして、クルネーガラ、ダンブッラ、シーギリヤ、キャンディ、コロンボ、マータラ、タンガッラ、ヴェリガマ、ゴール、コロンボ、二コンボを順に巡りました。
■パンダーラナーヤカ国際空港 - ニコンボ市内のホテル
2人1500ルピー
(AC付きエアポートタクシー 約45分)
■二コンボ - クルネーガラ
1人100ルピー
(ローカルバス 約2時間半)
初めてのバスはとても新鮮で、周りの人もニコニコ微笑んでいました。
料金はバスに乗ってから、行き先を告げお金を支払います。
■クルネーガラ - ダンブッラ
1人83ルピー
(ローカルバス 約2時間半)
商業都市クルネーガラのバスターミナル。
ここから人々はコロンボやキャンディーなど、四方八方に散ってゆく。
降りるタイミングは、周りの人に自分の行き先を告げて確認するのが一番。
車内は狭く通路を人が通り抜けるのも一苦労。
■ダンブッラ - キャンディ
1人83ルピー
(ローカルバス 約3時間)
車内には歌謡祭の様子をまとめたDVDが、大音量で流れていました。
揺れる社内でカレーを手で頬張るおばあさん。
その後社内からゴミを放り投げていました。
■キャンディ - コロンボ
1人500ルピー
(AC付きミニバス 約3時間)
コロンボに向かう人の人口は多く、補助席もフルに使い、立っている人もいました。
コロンボに近づくにつれ、交通量が増え道は大渋滞していました。
■コロンボ - マータラ
1人550ルピー
(AC付きプリンスハイウェイエクスプレス 約3時)
空いており、シートもゆったりで、映画も上映されていました。
一番綺麗で快適だったマータラ行きのハイウェイバス。
■マータラ - タンガッラ
1人59ルピー
(ローカルバス 約1時間半)
ヒンドゥーの神様が至る所に飾られ、お香の香りがアジアを訪れている感じをかき立てます。
スリランカのバスチケットはノートに料金を書き込み、それをちぎっただけのシンプルなもの。
■タンガッラ - ヴェリガマ
1人83ルピー
(ローカルバス 約2時間)
バスに乗る時は、バスの上に書いてある行き先を見てから、手を上げ止めてもらいます。
どうやらバス停でも、家の前でも止めてくれるようです。
限りなく続く青い海。
■ヴェリガマ - ゴール
1人53ルピー
(ローカルバス 約40分)
途中この辺りで有名な釣りの技法「ストルト・フィッシング」を見ることができます。
■ゴール - コロンボフォート
1人180ルピー
(鉄道 約3時間)
ゴール発の時刻表
ゴールの列車を利用する人の半数は外国人の姿でした。
2等車でもエアコンはついておらず、外からの豪快な風と扇風機のみです。
驚いたのは列車が到着した瞬間、激しく行われる席とりの模様。
■コロンボ - パンダーラナーヤカ国際空港
1人120ルピー
(AC付きハイウェイバス 約40分)
コロンボのセントラル・バスターミナルから出ている空港行きのバス。
このインターシティーバスとノーマルバスの2通りあります。
最後に
スリランカは地域に寄って気候や雰囲気が全く異なりから、どこの街もとても魅力的です。
人々は皆おおらかで、特にアジア人に興味津々で話しかけてきます。
せっかく南国に来たなら、急がずスリランカの人々と触れ合いながら旅するととても思い出深い旅になるはずです。