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日本政府、タイ人へのビザ免除を終了か?日本で「不法就労」する程、タイの格差社会は深刻な問題に

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日本政府、ビザ免除、タイ人の不法就労、問題
このほど、タイ人に対する日本滞在のビザ免除が、2014年1月をもって終了すると噂がながれました。

理由はビザ免除を利用して入国したタイ人のうち、なんと6000人が不法就労していることを日本政府が問題視したからです。

日本を訪れたタイ人(日本政府観光局JNTOより)
2013年1月~8月/25.6万人(前年同期比60%増)
2013年8月/2.4万人(前年同月比102%)
タイ人の1日の最低賃金は平均300バーツ(日本円で約900円)
それでも昔よりは賃金は上がってきています。
日本政府、ビザ免除、タイ人の不法就労、問題
しかし、タイの大きな問題は昔から変わらない「格差」です。
富を掴んだ人は日本人以上に裕福な生活を送っていますが、その一方ではビルの裏側に広がるスラムで極貧の生活を強いられている人々も沢山います。
男性はドライバーの仕事に就く人が多く、外国人に高額な料金を請求してその日暮らしをしている人や、一切保険には加入していない状態で建設業に就く人が多いようです。
女性は屋台業(露天販売)を営むか、体を売ることしかできません。
タイでは一度富を掴むと、一生その家族は優雅な生活を送ることができると言われています。
まず、相続税が存在しないのと、お金があればいい教育を受ける事ができ、結果大手の企業に就職することができます。
日本政府、ビザ免除、タイ人の不法就労、問題
その反面、田舎の農村部に住む人々は大学に行く事すらできず、チャンスを掴むには自分の体を売って、田舎の家族を養う事しかできないのです。
この負の連鎖は昔からずっと変わっておらず、最近は風俗業が益々増え続けています。
またタイ人がよく口にする言葉があります。
「人間には3つのタイプがいて、問題から逃げる人、現状を仕方ないと受け入れる人、現状を良くしようと闘う人がいる」と言います。
今回のデモもそうですが、3つ目の”現状をよくしようと闘う人”が立ち上がり、声をあげて抗議しているのです。

最後に

最初からアジア人の不法就労の問題は先が読めていたことではないでしょうか。
確かに表面上タイのバンコクは近代化が進み、今では大都会に発展していますが、裏側ではそれに取り残された人々が沢山存在します。
トタン屋根が並ぶ路地へ一歩中へ踏み込むと、人々の目つきは鋭くなり、職に就けずお酒やドラッグから抜け出せないでいる人々がいることも事実なのです。

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