最近アメリカのスーパーでオーガニック(有機栽培)のセクションが拡大しています。
オーガニックや健康志向のものを専門に売っているスーパーもありますが、一般のスーパーでもオーガニックのセクションを設けています。
■オーガニック食品を取り扱うアメリカのスーパー
・Wholefoods Market(ホールフーズ・マーケット)
・Sprouts Farmers Market(スプラウツ・ファーマーズ・マーケット)
・Trader’s Joe(トレーダー・ジョーズ)
・Rainbow Grocery(レインボーグローサリー)
また、オーガニックだけでなく最近注目されているのが「Non-GMO」つまり遺伝子組み換えをしていない野菜や穀物のこと。
アメリカのコーンのほとんどは遺伝子組み換えがされているといわれていますが、最近ではNon-GMOのお菓子も売られています。
ベジタリアンやヴィーガンなどの食スタイルは、すでに珍しくないアメリカですが、最近さらにヘルシー志向が進んでいます。
アメリカでは、「炭水化物は食べない」「加工食品は食べない」という人が増えているそうです。
グルテンフリーダイエットの落とし穴
小麦や大麦などから生成されるたんぱく質「グルテン」には、人によってアレルギー症状を引き起こすことがあります。
また、セレブがダイエットに「グルテンフリー」を取り入れたら体調が良くなった、という声もあり、アメリカ全土でこの「グルテンフリーダイエット」が流行しました。
しかし炭水化物(に含まれる糖質)を大量に摂取すると脂肪増加の原因となるので、それを抜くことでダイエットの効果は期待できますが、リバウンドしてしまう可能性も。
これには炭水化物の抜き方が中途半端になっているか、痩せたあとに一気に炭水化物量を戻してしまっている、ということが考えられます。
もちろん効果を最大限高めるためには、炭水化物以外の食事にも気を配り、運動や筋トレを摂り入れてくことがベストです。
サンフランシスコ女子がお手本
アメリカの中でも最も健康志向が高い州と言われているのがカリフォルニア州のサンフランシスコ。
■サンフランシスコ女子の食生活
・朝食は自家製グラノーラを食べる。
・コーヒーは会社でも自宅でもオーガニックの豆を買って、ノンカフェインのものだけを飲む。
・昼食はケールやアーモンド入りのサラダをなるべく食べる。
・サラダにはドレッシングはかけない。
・ジュースはコールドブリュだけを飲む。
・おやつはアーモンドやカシューナッツなどのナッツ類。
・炭水化物はほとんど食べないで、その代わりにキヌアやカリフラワーを食べる。
・外食しても半分はテイクアウトする。
・アルコールは摂らない。
・買い物は、なるべくローカルの新鮮な野菜をファーマーズマーケットで購入。
・肉や魚も信用できる同じ店で買う。
・商品は表示をよく見て、添加物や化学的なものが入っていないかチェックする。
また最近は新たに「カカオ配合のヘアケア」や「ケール配合のアイクリーム」などの食品も注目されています。
ヘルシーな食生活は、エクササイズをしてこそ
かなりストイックに食生活をコントロールしているサンフランシスコ女子たちですが、共通しているのは毎日決まったエクササイズを行っているということ。
忙しい日でも、きちんと時間をつくってエクササイズのルーティンは欠かしません。
たとえ忙しくても、飛行機での移動の合間や、宿泊先のホテルでもジムサービスを利用します。
自分で時間を決めて毎日エクササイズすることは、リズムをつくるまでは大変ですが、慣れてしまえば歯を磨くことのように毎日の習慣になります。
最後に
いろいろなヘルシーフードが話題になる現代。
スーパーフードの始まりは1980年代頃のアメリカやカナダで、食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分を突出して多く含む食品に対して「スーパーフード」という言葉が使われはじめました。
次から次へとスーパーフードと言われる食品が登場し、日本でもブームに踊らされていましたが、ようやくその波も落ち着き、今では個々でこだわり抜いた健康法を実践している人が多いようですね。