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フランス留学からす数年、再び海外を訪れて感じたこと「旅する人」玉村豊男

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フランス留学、再び海外を訪れて感じたこと、旅する人、玉村豊男
今日ご紹介する本は、玉村豊男さんの「旅する人」です。

様々な国を周ってみると、徐々に感じる価値観や世界観がわかりやすく書かれています。

自分も訪れたことがある国や、一人旅をしていて感じる思いがよく伝わってくる本です。
フランス留学、再び海外を訪れて感じたこと、旅する人、玉村豊男
タイトル:旅する人
著者:玉村豊男
出版社:中公文庫
出版日:1995年5月6
価格:565円(税込)
ジャンル:紀行文、旅行記

玉村豊男(たまむら とよお)

1945年10月8日東京生まれ。
日本のエッセイスト、画家。
「オリエントエクスプレス物語」「恋される亭主になるための十二章」「玉村豊男の食客旅行」「日本ふーど記」「旅する人」「食いしん」などが代表作。
フランス留学、再び海外を訪れて感じたこと、旅する人、玉村豊男

あらすじ

孤独な旅の空の下でめぐり逢った、あの忘れえぬ風景と時間。
人生の旅も半ばにさしかかった著者自身がが、切なさといとおしさをこめて若き日の放浪を追想し、旅することへの見果てぬ夢を語る。
始まりはフランスに留学したときの体験から始まります。
海外生活に慣れたあと、休みを利用して旅に出た北アフリカ。
フランス留学、再び海外を訪れて感じたこと、旅する人、玉村豊男
そして現在は仕事で各国を周り、今感じること。
歳をとり、一人で海外を放浪する著者からは、センチメンタルで少し寂しさを感じる文章になっています。
玉村氏は様々な著書を出版していますが、この一冊は全く違った印象の一冊です。

最後に

昔読んだ前川賢一さんや、下川裕治さんの旅行記を読んでよく広い世界を妄想して、実際に一人旅に出たりしていましたが、確かに若いときと今とでは同じ国を訪れても感じ方は異なります。
それは玉村氏が感じた切なさと似ていて共感できる部分があります。
時は止まらず、人も町も成長し変化していくのが当たり前で、それを過去に囚われたままで、昔の懐かしさをまた感じようと思ってもそれは難しいことだと思います。
内容は淡々と静かですが、一人旅に持っていく本としてはいいかもしれませんね。

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