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みんなの青春がここにある「東京物語」奥田 英郎

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みんなの青春、東京物語、奥田 英郎

今日ご紹介する本は、奥田 英郎さんの「東京物語」です。

タイトル :東京物語
著者 :奥田 英郎
出版社 : 集英社
出版日 :2004年9月17日
Kindle価格 :594円
ジャンル :文庫

奥田 英郎(おくだ ひでお)

1959年10月23日岐阜県生まれ。

岐阜県立岐山高等学校卒業後、構成作家として働く。

1997年に出版社に持ち込んだ「ウランバーナの森」でデビュー。

主な作品に「最悪」「邪魔「」イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「オリンピックの身代金」などがある。

ウィキペディア: 奥田英朗

内容紹介

1978年4月。

18歳の久雄は、エリック・クラプトンもトム・ウェイツも素通りする退屈な町を飛び出し上京する。

キャンディーズ解散、ジョン・レノン殺害、幻の名古屋オリンピック、ベルリンの壁崩壊。

バブル景気に向かう時代の波にもまれ、戸惑いながらも少しずつ大人になっていく久雄。

80年代の東京を舞台に、誰もが通り過ぎてきた「あの頃」を鮮やかに描きだす、まぶしくて切ない青春グラフィティ。

「最悪」「邪魔」の著者が描く80年代グラフィティ。

東京への憧れ、上京してからの大変さと希望、いわゆるバブルと言われた時代の様子。

青春の不安や夢や無様、恋など、当たり前にあって、どの時代とも違う80年代がある。

自分の過ごした青春とは若干違いますが、確かに昔はこうだったなと懐かしさを感じながら読みました。

主人公の人生と同時に、世間で騒がれたビックニュースもところどころ挟まれ、その時代がリアルに蘇ってきます。

本当に奥田さんは時代の描き方が上手だなと感心してしまいました。

あとがき

奥田さんの作品”マドンナ”でファンになりました。
この作品もあくまで男性目線ですが、書き方が下品ではないし、女性が読んでも楽しめるはずです。
あまり本を読まない人でもすんなりと入ってくるようなストーリーです。

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