今日ご紹介する本は、原田マハさんの「まぐだら屋のマリア」です。
タイトル :まぐだら屋のマリア
著者 :原田マハ
出版社 : 幻冬舎
出版日 :2011年7月26日
Kindle価格 :496円
ジャンル :文庫
原田マハ(はらだ まは)
1962年7月14日東京都小平市生まれ。
日本の小説家、キュレーター、 カルチャーライター。
2003年カルチャーライターとして執筆活動を開始。
2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー賞を受賞。
著書に「楽園のカンヴァス」「ジヴェルニーの食卓」「暗幕のゲルニカ」「リーチ先生」などがある。
ウィキペディア: 原田マハ
内容紹介
“尽果”バス停近くの定食屋「まぐだら屋」。
様々な傷を負った人間が、集まってくる。
左手の薬指がすっぱり切り落とされている謎めいた女性・マリア。
母を殺したと駆け込んできた若者。
乱暴だが心優しい漁師。
そしてマリアの事をひどく憎んでいる老女。
人々との関わりを通して、頑になっていた紫紋の心と体がほどけていくが、それは逃げ続けてきた苦しい現実に向き直る始まりでもあった。
生き直す勇気を得る、衝撃の感涙長編。
美人で清い雰囲気のマリア。
しかし、過去が陳腐過ぎて、その事実を知ってからマリアの見方が変わってしまいました。
でも人間なんてみんな重い過去を背負っていたり、人には言えない負の思い出の1つや2つあります。
誰かにとっては素晴らしく良い人でも、他の誰かにとっては憎らしい。
どんどん読み手を引き込むような内容で、のめりこんでいきます。
たった数名の登場人物と拠点で、これだけの物語を描ききる原田さんはさすがです。
あとがき
個人的な意見ですが、原田さんの作品はどれも読みやすく、すぐに物語に入り込めます。
人間ドラマ、料理、恋、いじめ問題など様々な内容が盛り込まれていて、最後まで飽きずに一気に読めました。