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カラフルなデザインでニットに革命をもたらしたデザイナー「ソニア リキエル」死去

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2016年8月25日にデザイナーのソニア・リキエルが死去したことを、「SONIA RYKIEL(ソニア リキエル)」のアートディレクターでもある娘のナタリー・リキエルが発表しました。
彼女は、2012年よりパーキンソン病を患っており、15年に渡り闘病生活を続けていることを明かしていました。
86歳でこの世を去ったデザイナーは、カラフルなデザインでニットに革命をもたらしたのです。
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そのきっかけは自身のために着心地のいい妊婦用セーターを作ったことから始まりました。
ソニア リキエルは、1930年5月30日フランス・パリで生まれ。
ポーランド系ユダヤ人の血をひく家庭で育ちました。

1962年ソニア リキエルが妊娠中に、ブティック「ローラ」のためにセーターとマタニティドレスを作り、それが初コレクションとなります。
1966年に自身のブランド「SONIA RYKIEL(ソニア リキエル)」を設立。

普段着だったニットをファッショナブルに変貌させ、「ニットの女王」の異名をとったのも彼女です。

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1968年にはサンジェルマン地区にブランド初となるブティックをオープン。
1988年にはメンズコレクションに進出。
その後も子供服、フレグランス、コスメやアクセサリーにも進出しました。
当初の顧客にはブリジット・バルドーやキャサリン・ドヌーヴ、オードリー・ヘップバーンなど多くの有名人が名を連ね、人気を博しました。
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2009年フランスファッション業界における40年間の活躍が認められ、フランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章を授与。
ランバン、ブルマリン、マルティーヌ シットボンでキャリアを積み、ソニア リキエルでチーフアシスタントをしていたガブリエレ・グライス(Gabrielle Greiss)がクリエイティブ・ディレクターに就任。
デザイナーとしては、すでに現役から退いていましたが、その後も名誉会長としてブランドを支える存在に。
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元夫であるサム・リキエル(1953年〜1968年)との間には、ジャン=フィリップとナタリーの2人の子供を設け、娘のナタリーは彼女ともにブランドを率いていたこともあります。
2014年からはジュリー・ドゥ・リブランがアーティスティックディレクターに就任し、プレタポルテのデザインを担当。
80歳を過ぎても現役で活動し、「SONIA RYKIEL」のコードと世界にインスパイアされたパリの小生意気さや、サンジェルマンデプレの自由なスピリットにあふれるラインを展開してきました。
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最後に

デザイナーなにるきっかけが、自身が着るマタニティーウェアを手作りしたところから始まるのが素敵で、それ以降ファンになりました。
パリのサンジェルマンを感じさせるデザインが特徴的で、デザイナー自身も年を重ねても変わらない粋なスタイルが好きでした。
年をとっても自分らしさ、女性らしさを貫く姿は圧巻です。

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