アカデミー賞演技部門の5度目となるノミネートで、ようやくオスカーを獲得したレオナルド・ディカプリオ。
会場に集まったセレブたちもスタンディングオベーションで称えた。
スピーチではまず監督やスタッフ、共演者に感謝のメッセージを送り、その後活動家としての演説も果たした。
2015年は歴史上最も暖かい年となりました。
気候変動は現実の問題、今起きている問題です。
私たちは力を合わせて、この問題を先送りせずに取り組まなくてはなりません。
沢山の気候変動に最も影響を受ける恵まれない人々、子どもたちの子どもたち、そして強欲な政治によって声をかき消されてしまう人々のために。
そう、地球温暖化の原因は二酸化炭素の増加です。
なぜ減らせないのでしょうか。
アフリカでは1日3万人が餓死しているのに、日本は飽食と言われています。
なぜ援助しないのでしょう。
環境破壊の根本原因は何でしょう。
7つの大きな問題
・ゴミ問題
・食糧問題
・エネルギー問題
・地球温暖化
・オゾン層破壊
・森林破壊
・消えゆく生物多様性
1、二酸化炭素増大
原因は石油、ガス、電気、自動車などエネルギーの大量消費によるもの。
二酸化炭素の排出は経済とほぼ比例しています。
日本を含め先進国は、貧しい国の約100倍のエネルギーを消費し、二酸化炭素を排出しています。
経済拡大や、大量消費の経済を根本的に見直さなければなりません。
2、地球温暖化
このまま二酸化炭素が増加すると、100年以内に平均気温が最大6.4°C上昇することになります。
それによって氷河が溶け、海面上昇。
海抜の低い国は水没の危機に陥り、何億人もの環境難民が発生します。
そして、世界中で洪水や干ばつ、砂漠化などにより、世界的な食糧危機が起きると予測されています。
3、ゴミ問題
ゴミ焼却炉の数
■日本1269
■アメリカ263
■ドイツ154
日本はゴミ焼却炉が世界一多い国。
原因は、企業の製造責任が無いこと、一般ゴミの有料化が無いことでゴミが多い。
さらにゴミの分別、再資源化が遅れ、焼却と埋め立てが主流。
先進国では、企業の製造責任、一般ゴミの有料化によりゴミを大幅削減。
ゴミ削減の大原則は4R
■REFUSE(やめる)
■REDUCE(減らす)
■REUSE(再利用)
■RECYCLE(再資源化)
ゴミを減らすには?
・4Rを心がける。
・ゴミの完全分別、生ゴミの堆肥化、デポジット制などを実施。
・ゴミが少なくなるような買い方、使い方をする。
循環経済法、企業にゴミの回収処理責任、使い捨て容器に高額の税金をとるなど、欧米並みのゴミ行政が行われるよう意思表示をすることが課題です。
最後に
先進国も途上国もみな経済成長・経済拡大を目指しているということは、自然破壊を止めるこは到底無理です。
しかし、今の危機的状況から並行していくか、少しでも減らそうという努力が必要です。
それは他人事のようにニュースをながめているだけではなく、一人一人が関心を持ち行動に移さなければ何も変わりません。
このディカプリオのスピーチが多くの人の心を動かせることを願います。