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人間の心の機微を描いた小説「やめるときもすこやかなときも」窪美澄

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人間の心、小説、やめるときもすこやかなときも、窪美澄
今日ご紹介する本は、窪 美澄さんの「やめるときもすこやかなときも」です。

タイトル :やめるときもすこやかなときも
著者 :窪 美澄
出版社 : 集英社
出版日 :2019年11月24日
Kindle価格 :770円
ジャンル :文庫

窪 美澄(くぼ みすみ)

1965年東京生まれ。

フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で、女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞。

受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』がヒット作となる。

同書で11年に山本周五郎賞を受賞。

12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。

ウィキペディアより: 窪美澄

内容紹介

人間の心、小説、やめるときもすこやかなときも、窪美澄
かつて目の前で好きな人が交通事故で死に、そのトラウマで毎年ある時期に声が出なくなる症状を抱える家具職人・壱晴。

かたや、32年間も処女と、恋愛に縁の遠い生き方をしてきた営業職の会社員、桜子。

制作会社勤務の桜子は困窮する実家を経済的に支えていて、恋と縁遠い。

そんな2人が結ばれるまでを描いた作品である。

欠けた心を抱えたふたりの出会いの行方とは。

変化し続ける人生のなかで、他者と共に生きることの温かみに触れる長編小説。

部分的には現実的で、読み進めるのがワクワクするところもあります。

ただ壱晴が桜子を好きになった理由がよく分かりませんでした。

あんなにきっぱり結婚しないと言っていたのにあの短期間に気持ちががらりと変わるような出来事も描写も見当たらなかった。

内容は面白いですが、もう少し納得できるシーンが欲しかったです。

あとがき

窪美澄さんの書くストーリーは独特な世界観があって個人的に好きです。
代表作の「ふがいない僕は空を見た」や「水やりはいつも深夜だけ」などに比べると完成度は低いですが読んでいて先が気になるオススメの一冊です。

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