スリランカ南部の要塞都市「ゴール」は、1988年に世界文化遺産に登録。
人口は9万9,478人。
首都圏のコロンボより南に119kmの距離にあり、ガルやギャルとも呼ばれる。
中東と中国を結ぶ「海のシルクロード」の中継地点として古代から栄えた港町です。
大航海時代に入ると、ポルトガルやオランダ人の手により築かれた堅固な要塞は、香料貿易の拠点として栄えました。
要塞の中はコロニアルな街並みが広がり、時計台やオランダ教会、灯台などは当時の面影を残し歴史を感じさせます。
2004年12月26日のスマトラ島沖の大地震により、インド洋からの大津波が襲いかかったとき、この旧市街は一人の犠牲者も出なかったそうで、それ以来「奇跡の世界遺産」と呼ばれています。
現在は多くの西洋人がここを訪れ、外国人受けするホテルやレストランが多く立ち並んでいます。
アンティークな車が目印のレストラン
お店の柱までアートな、ジュエリーショップ
「Fortaleza」は天井が高く、重厚感があるレストラン
雑貨屋「KO CCORIKO」は西洋人に人気
スタイリッシュさとモダンさが残るお洒落なカフェ
ファストフードが食べられる「SPOON’S」
街一番のブティック「Galle Fort Boutique」
仏教寺院の隣りにあった、可愛らしいホテル
ゴールで買えるスリランカのお土産
1、バティック
溶かした蝋で布に絵を描き、布自体を染色することで美しい模様を生み出すバティック(ろうけつ染め)もスリランカでは盛んです。
地方に行けばバティック工場があり、制作過程を見学できます。
飾り用の絵画的なものや、スリランカで男性がよく履いているスカート状のサロンにもバティック染めが使われています。
2、レース編み
植民地時代にオランダから伝えられたボビンレースのレース編みは特に南部で多く作られており、モチーフは自然の草花がほとんどで、愛らしく繊細な模様が素敵です。
ゴールの旧市街では、レース編みの実演を行っている施設もあります。
3、仮面
ベントタとヒッカドゥワの中間に位置する悪魔祓いの仮面で有名でゴールにもそれは売られています。
上記の地域では伝統的な悪魔祓いの儀式で使われる仮面の生産が盛んで、町中にある仮面博物館では、展示品とともにその制作過程を見学することもできます。
4、アーユルヴェーダ製品
伝統医学であるアーユルヴェーダは人々の生活に密接に結びついており、薬やオイルはもちろん、歯磨き粉、ハーブティー、バーム、石鹸など数多くのアーユルヴェーダ関連商品があります。
これらはアーユルヴェーダ薬局やスーパーマーケットで購入可能です。
5、雑貨
象をモチーフにしたぬいぐるみやTシャツ、シンハラ文字やタミル文字をあしらったマグカップやバッグなど、お土産にも喜ばれそうな品々が充実しています。
また、ここ数年コロンボを中心に、洗練されたモダンな雑貨を扱うお店が増えてきているそうです。
最後に
ゴールの街だけは他の都市とは違い、異文化が混ざった独特な雰囲気があります。
どの建物も歴史があり、外観はそのままで中を改装したレストランやショップはとてもお洒落でした。
ゴールの街を散策すると、ヨーロッパの街角を思い出させる雰囲気でとてもお勧めの街です。