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はじめての一人暮らし、恋、友達、料理...大人の成長物語「屋上のあるアパート」阿川佐和子

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はじめての一人暮らし、恋、友達、料理、大人の成長物語、屋上のあるアパート、阿川佐和子
今日ご紹介する本は、元ニュースキャスターの阿川佐和子さんが書いた話題作「屋上のあるアパート」です。

阿川佐和子さんの長編ノベルを、長澤まさみさんが主演でドラマ化した爽やかなストーリーです。

タイトル:屋上のあるアパート
著者:阿川佐和子
出版社:講談社
出版日:2003年1月20日
購入価格:637円
ジャンル:恋愛小説

阿川佐和子(あがわ さわこ)

東京都生まれ。
慶応義塾大学文学部卒業。
1983年より報道番組「情報デスクTODAY」のアシスタントを、1989年からは「筑紫哲也NEWS23」のキャスターを務めた。
現在は、週刊文春の対談連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」でのインタビューや、タレント、エッセイストとしても大活躍。
檀ふみ氏との共著「ああ言えばこう食う」で1999年講談社エッセイ賞を受賞。
また初の小説「ウメ子」で坪田譲治文学賞を受賞。
他著作「空耳アワワ」「スープ・オペラ」など多数人気作を書き下ろしています。

あらすじ

桂木麻子、27歳。
やっと楽しくなってきた仕事だったのに会社はあえなく倒産。
結婚の予定もなくいまだ親元住まいで肩身の狭い思いをして暮らしている麻子。
現状を打開しようと、麻子は「格安物件!屋上あり、見晴らし抜群!」という広告に惹かれ一人暮らしをはじめる。
そこへ突然ロンドン帰りの親友が転がり込み一気に二人暮らしに。
仕事では前社長の紹介でウェブ関係の職につくと、麻子に突然恋の嵐が吹き荒れる。
また料理研究家の山本涼子を取材しているうちに、料理の楽しさを知り仕事やプライベートでも料理の腕をあげていく。
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その他2階に住むアメリカ人でゲイのチャーリーに、イタリア人のアウレリオなど様々な登場人物がテンポ良く出てくるので、最後まで飽きません。
若い女性と風変わりな住人たちとのユーモラスな交流を背景に、一人の女性が様々な転機や恋愛体験を経て、「人生の選び方」を学んでいく爽やかな長編小説に仕上がっています。
一人暮らしのスタートはこれから始まる自分だけの生活に胸が躍ります。
このストーリーは一人から始まりますが、友人、職場の関係者、同じアパート内の住人と深く関わってきます。
毎回みんなが集まるアパートの屋上もおしゃれな設定で、読み進めるにつれて面白みも増してきます。
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最後に

この小説は、実際に阿川さんがかつて住んでいたアパートをモデルに書いたもので、当時の生活を振り返りながら書いたものなんだとか。
最後までスラスラ読めて、秋の長夜におすすめの一冊です。

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