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最高傑作!素晴らしい作家さん「手のひらの音符」藤岡 陽子

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最高傑作、素晴らしい作家、手のひらの音符、藤岡 陽子
今日ご紹介する本は、藤岡 陽子さんの「手のひらの音符」です。
タイトル :手のひらの音符
著者 :藤岡 陽子
出版社 : 新潮文庫
出版日 :2016年9月1日
Kindle価格 :630円
ジャンル :文庫

藤岡 陽子(ふじおか ようこ)

1971年7月21日京都府京都市生まれ。
日本の小説家。
同志社大学文学部卒業。
報知新聞社にスポーツ記者として勤務ののち、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。
慈恵看護専門学校を卒業して、看護師資格を習得。
2006年結い言」で第40回北日本文学賞選奨を受賞。
2009年「いつまでも白い羽根」でデビュー。
ウィキペディア: 藤岡陽子

内容紹介

最高傑作、素晴らしい作家、手のひらの音符、藤岡 陽子
45歳、服飾デザイナー、独身。
主人公の水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。
何より愛してきた仕事なのに。
途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話がはいる。
お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。
幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。

バブルから現在を生きる女性の、仕事と恋。

登場人物それぞれが決して恵まれた境遇には無いけれど、何かを抱えながらも、人を思いやり、そして思いやられ、精一杯生きていく。
そんな優しさでさえも奪ってしまう、理不尽な現実を突きつけられ、フィクションなのにいつのまにか自分もかなり深いところまで入り込んでしまいます。
そんな耐え切れない辛い状況でさえも、優しく強い人間は前を向いて再び歩き出します。
辛い子供時代を過ごしてきた登場人物。
皆が涙を受け止めてくれる、誰かの胸を必要をしているのです。
この本は本当に素晴らしい作品です。
久々に何度も読み返したくなるストーリーでした。

最後に

人生に迷うすべての人に贈る物語。
こんなにキレキレの作家さんは、今はほとんどいない気がします。
私のなかで最も衝撃的で、心に残る1冊になりました。
ぜひまわりの友達にも貸して勧めたいと思います。

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