タイ料理に欠かせないのが「パクチー」。
昨年くらいから女子の間で「パクチーブーム」が起こり、デトックス効果やアンチエイジング効果が高いと評価されるようになりました。
その他にもコンビニから「プーパッポンカリー（蟹カレー）」が登場したり、度々日本ではタイ料理が取り上げられています。
タイ料理は世界の中でも独特で、好き嫌いが分かれるかと思いますが、中でも「イサーン料理」という東北部の郷土料理はとても特徴的。
「ソムタム」もその一つで、味は一癖も二癖もあって病みつきになる人も。
それは「カオマンガイ」や「マッサマンカレー」なんか比べ物にならないくらい味にインパクトがあります。
ソムタムとは？
基本は千切りにした青パパイヤ、マナーオ（ライムのようなもの）、唐辛子、にんにく、ナンプラーをいれて混ぜ合わせるタイ風サラダのこと。
これに千切りのきゅうりや、人参、ピーナッツ、干しエビなどお店によって入れる具材や調合が異なるので、お店によって味はさまざまです。
「ソムタム」ソムは”酸っぱい”、タムは”つく”の意味があります。
■ソムタムの種類
・ソムタムタイ
一番ポピュラーなソムタムで、欧米旅行者にも人気があります。
・ソムタムスア
ソムタムにカノムチンという米を発酵させて作る、そうめんのような麺を加えたもの。
・ソムタムカーオポート
パパイヤの代わりにトウモロコシが入ったサラダ。
個人的におおすすめのソムタムです。
・ソムタムポンラマーイ
フルーツを使ったソムタム。
酢豚にパイナップルや、ポテトサラダにりんごが入っている感覚に似ています。
・ソムタムタイカイケム
塩漬け卵の「カイケム」が入ったソムタム。
これも好き嫌いがあるかも。
・ソムタムグンソット
海老入りのソムタム。結構大きな海老がゴロゴロはいっています。
・ソムタムプー
「プー」とはタイ語で「蟹」のこと。
タイの沢蟹が殻ごと潰して入っていて、お腹が弱い人は控えたほうがいいです。
・ソムタムプープラーラー
ソムタムプーに似ていますが、沢蟹と魚を塩漬けして醗酵させた”プラーラー”をいれます。
・ソムタムホーイクレーン
「ホーイ」とはタイ語で「貝」のこと。
こちらもお腹が弱い人にはあまりおすすめできません。
・ソムタムトート
「トート」とはタイ語で「揚げる」。
なので言葉通りソムタムを油で揚げた天ぷらのようなもの。
・ソムタムマーマー
「マーマー」はコンビニなどでも売られているインスタント麺のこと。
これをソムタムと和えた、タイでは手軽に作れる庶民の味です。
ソムタムの発祥は
もともとラオスのタムマークフンという場所が発祥で、タイの東北部（イサーン）地方からタイ全土に広がりました。
ソムタムの作り方と効果
クロックという木臼に上の材料をいれて、サークという木のすり棒でついて作ります。
カロリーは一皿約60kcalほど。
青パパイヤは脂肪分解酵素や糖質分解酵素、抗酸化作用があると言われ、タイではダイエットフードと言われています。
ソムタムの食べ方
イサーン料理なのでカオニャオ（もち米）と一緒に食べるのが一般的。
付け合せはガイヤーン（焼き鳥）やラープ（ひき肉の和え物）もイサーン料理の定番です。
ソムタムは作りたてでないとパパイヤのシャキシャキ感が損なわれるので、作り置きはしません。
タイ人は辛さが足りないと唐辛子をそのまま齧ります。
ソムタムを注文すると、生のキャベツよ唐辛子がつくのはそのため。
ソムタムの美味しいお店
タイ人が大好きなイサーン料理。
美味しいソムタムを味わならここがおすすめです。
１、マダムソムタム（プルーンチット）
南イサーンのシーサケート県出身の女性が開いたお店。
実家も有名なソムタム屋さんなんだとか。
お店のイチオシは、タム・ルアンパバーン・クンソットです。
２、ハイ（サラデーン）
シーロムのコンベント通りにお店を構えて約20年。
華僑であるハイさんがオーナー。
平日のランチは大変混み合うので、それを避けて行ったほうがいいです。
３、ター（チョンノンシー）
ムーガタというタイ式焼肉のお店ででてくるソムタムが美味しいと話題のお店。
マハーチャイ港で揚がる新鮮な生エビを使ったソムタム・クンチェーがお店のイチオシです。
最後に
「ソムタム」は辛さ、酸っぱさ、甘さ、しょっぱさが見事に調和された、タイならではの料理です。
初めて食べた時は若干20歳だったので、その良さが全くわかりませんでしたが、今では虜になっています。
またお店によって味や歯ごたえが異なり、アタリ・ハズレもあります。
デトックス効果も高く、美と健康に気を使う女子にはおすすめの料理です。