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映画『それでも夜は明ける』は訴える!現代にも2,100万人が、奴隷生活を送っている

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それでも夜は明ける、映画、黒人、人種差別、奴隷問題
今日ご紹介する『それでも夜は明ける』は、2013年のイギリス・アメリカの歴史ドラマ映画。
1853年発表のソロモン・ノーサップによる、1841年にワシントンD.C.で誘拐され、奴隷として売られた生涯を描いた映画。
””いま尚2,100万人の人々が、奴隷生活を送っているという事実。””


(YouTubeより)

『それでも夜は明ける』

原作:Twelve Years a Slave
初公開:2013年10月18日(USA)/2013年3月7日(日本)
監督:スティーブ・マックイーン
製作国:アメリカ合衆国、イギリス
制作費:2,000万ドル
上映時間:134分
受賞歴:第86回アカデミー作品賞、ゴールデングローブ賞、助演女優賞(ルピタ・ニョンゴ)、アカデミー脚色賞、英国アカデミー賞、英国アカデミー賞、主演男優賞など様々な賞を受賞
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自由な身分でありながら、理由なく捕らえられ、12年間もの間アメリカ南部の綿花農園で奴隷として暮した黒人男性の実話を描いた映画。

『それでも夜は明ける』は全米だけでなく全世界で観客から圧倒的な支持を集めている。
かつて人間が犯した罪を決して目をそらすことなく、今までになく真実に迫った作品。
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17世紀から19世紀にかけて、およそ1,200万人のアフリカ黒人がアメリカ大陸へ渡った。
アメリカ南部の4家族に1軒が奴隷を所有しており、南部の人口に対しては黒人奴隷は3分の1に達していた。
1863年にアメリカ合衆国大統領リンカーンが奴隷解放宣言を発表。
2009年にはバラク・オバマが黒人初の大統領となり、近年映画界でも本作を始め“黒人差別”や“奴隷”を扱った作品が多く作られている。
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ストーリーは始めの数分で生々しいものになり、終わりまで重い内容が続きます。
途中目を覆いたくなる場面も,,,今までこれほどまでリアルに表に出なかった事実に心が締め付けられます。

最後に

人種差別や、奴隷問題は歴史的な問題だと思っていましたが、今なお苦しみ続けていると知り、強い衝撃を受けたのと、現状を知らずに悠々と生活している自分自身が恥ずかしくなりました。
世界には宗教の違い、男女の差別、格差社会など、人が生活する上で不公平なことがまだまだ存在します。
もしかすると鎖国を行い外国人との交流がなかったため、一番日本が人種差別については疎いかもしれません。
非人間的な屈辱にも耐え希望を捨てないこの映画の主人公のような人こそ、勇敢で強い人間だと言えるのではないでしょうか。

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