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ソフィスティケイトな大人の恋愛小説「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」江國香織

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今日ご紹介する本は、江國香織さんの「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」です。
タイトル :薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木
著者 :江國香織
出版社 : 集英社
出版日 :2003年6月1日
Kindle価格 :703円
ジャンル :恋愛、小説

江國香織(えくに かおり)

1964年3月21日生まれ。
日本の小説家、児童文学作家、翻訳家、詩人。
1987年の「草之丞の話」で童話作家として出発。
その後「きらきらひかる」「落下する夕方」「神様のボート」などの小説作品で人気を得る。
2004年「号泣する準備はできていた」で直木賞受賞。
詩作のほか、海外の絵本の翻訳も多数。
ウィキペディア: 江國香織

内容紹介

ソフィスティケイト、大人、恋愛小説、薔薇の木、枇杷の木、檸檬の木、江國香織
情熱、ため息、絶望、やっぱりまた誰かを好きになってしまう。
恋愛は世界を循環するエネルギー。
日常というフィールドを舞台に、かろやかに、大胆に、今日も恋をする女たち。
主に30代〜40代の男女14名が登場します。
主婦、フラワーショップのオーナー、モデル、OL、編集者を含む9人の女性たちの恋と、愛と、情事とを、ソフィスティケイトされたタッチで描く恋愛運動小説。

この作品は登場人物すべてに激しく共感出来てしまう自分がいました。

たくさんの登場人物がでてきますが、徐々にそれぞれが関わりをみせるところが非常に面白かったです。
一人一人のライフスタイルが細かく描かれ、人物の心の動きもリアリティーがありました。
それぞれが自分をもち各々の方向に向かっていくわけですが、心理描写は全く違和感なくさすがでした。

あとがき

リアリティーと洗練された表現が印象的なお洒落な小説。
大人の女性がそれぞれの選んだ道に進んでいきますが、どれもハッピーエンドとは言えず、しかし読後は何故かさわやかな気持ちにさせてくれる一冊でした。
これは女性なら誰しも共感できて、自分がどの登場人物に近いのか当てはめられるところが面白いです。

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