「こどもの日」は、端午(たんご)の節句の日でもあります。
子どもたちみんなが元気に育ち、大きくなったことをお祝いする日です。
端午の節句は江戸時代以降は男の子の記念日となっていますが、「こどもの日」は男女の子どもの区別はありません。
また、子供を産んでくれた母に感謝する日でもあるのだとか。
紙・布・不織布などに鯉の絵柄を描いたもので、風を受けてたなびくように作られています。
そんなこどもの日を象徴するこいのぼりですが、
品川区の三木小では開校100周年を記念して、5月4日と5日は校庭を開放して夜間ライトアップを開催しています。
同校は今年で開校100周年。
こいのぼりを揚げる催しは、1983(昭和58)年に開校60周年を祝うイベントとして初開催し、以来毎年行われています。
初年度は28匹でしたが、購入や地域住民からの寄付で数が増加。
今年は122匹が空を泳いでいます。
この行事は、同校の同窓会とPTAが中心となって実施しています。
校庭に揚げるのは6年生の役割で授業の一環なんだとか。
こいのぼりを降ろす役割は5年生が担うます。
例年は唱歌「鯉(こい)のぼり」を歌っていましたが、コロナ禍以降は曲を流しているといいます。
まず入り口で名前を書いて、検温・手指消毒をします。
筆者が訪れた時間帯はまだ空が明るく、色とりどりのこいのぼりが勢いよく泳いでいました。
綺麗に写真が撮れるフォトブースも用意されていました。
ご近所の方が家族で見にきていいたり、高学年の子はお友達同士で楽しそうに集まっていました。
19時頃にならないとライトアップの醍醐味は伝わらないかもしれませんが、カラフルなこいのぼりが大空を気持ち良さそうに泳いでいる姿は幻想的でした。
あとがき
地方あるいは商業施設のイベントでなければ、あれだけの数のこいのぼりは見られません。
こいのぼりの種類は新一年生が書いた似顔絵入りのこいのぼりや、凄く小さなこいのぼりまで実に様々でした。
確かに核家族が当たり前の時代になって、各家庭でこいのぼりをあげるスペースもなくなってきている現代にこれだけダイナミックなこいのぼりを見ることができるのは本当にありがたいことだと思います。
関連記事: GWも気軽にお出かけできる「品川区の公園」11選
関連記事: 本をたくさん読もう!品川区にあるおすすめ図書館