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まさか男性が書いている?!アラフォー女子の私生活「愛は苦手」山本幸久

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男性が書く、アラフォー女子の私生活、愛は苦手、山本幸久
今日ご紹介する本は、山本幸久さんが描く恋愛の世界「愛は苦手」です。

途中までこの物語を男性が書いているとは想像もできない、9編の連作短篇集。

タイトル:愛は苦手
著者:山本幸久
出版社:新潮社
出版日:2010年1月
購入価格:486円
ジャンル:文庫

山本幸久(やまもと ゆきひさ)

1966年5月31日 東京都八王子市生まれ。
日本の小説家。
中央大学文学部史学科卒業後、内装会社勤務を経て漫画雑誌編集プロダクション勤務。
「アカコとヒトミと」(「笑う 招き猫」に改題)で、第16回小説すばる新人賞受賞し作家デビューします。
(ウィキペディアより)

あらすじ

アラフォーって自分では笑って言えるけど、他人にそう呼ばれるとなぜか嫌な気分になる。
20代はみんな私に優しくて、30代も大丈夫と思っていた。
愛についてふと考える彼女たち。
気がついたら前に進めない自分がそこにいる。
アラフォーという微妙でやっかいな世代の背中をそっと後押しする連作短編集。
主婦、OL、漫画家、既婚、独身、元愛人など様々な境遇に生きる女性たちが繰り広げる日常の出来事。
男性が書く、アラフォー女子の私生活、愛は苦手、山本幸久
「カテイノキキ」
娘の行動は理解できず、マイペースな夫に頭を痛める彩子。
「町子さんの庭」
勤続20年、一人で一戸建てを手に入れ嫌味を言われる独身OLの可憐。
「象の庭」
突然やってきた義父との同居に戸惑いながらも、一緒にいると心が癒やされる真紀。
“アラフォー”と一言でいっても、それぞれ悩みは尽きず人生にまとわりつきます。
自分自身もそうだし、私のまわりでも大小の悩みの種を抱えているものです。
女性の社会進出が進む中男性社員に嫌味を言われたり、おとなしく家庭に入った主婦にも家族の悩みはつきもの。
9篇のストーリーの中に自分と当てはまる主人公が見つかるかもしれませんね。
男性が書く、アラフォー女子の私生活、愛は苦手、山本幸久

最後に

男性が書いているとは思えないくらい、どれも女性の心をよく読んでいるストーリーが詰まった一冊。
カバーも女性が好みそうな可愛らしいイラストになっています。
しかし最初の方の物語はなかなか面白いですが、最後の方は回りくどい感じがしてしまいました。

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