今日ご紹介する本は、谷村 志穂さんの「大沼ワルツ」です。
タイトル :大沼ワルツ
著者 :谷村 志穂
出版社 : 小学館
出版日 :2019年11月11日
Kindle価格 :803円
ジャンル :文庫
谷村 志穂(たにむら しほ)
1962年札幌市生まれ。
北海道大学農学部卒業後、雑誌編集者などを経て作家に。
1990年『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーになる。
1991年『アクアリウムの鯨』で小説家デビュー。
2003年、郷里の北海道を舞台に描いた『海猫』で第10回島清恋愛文学賞受賞。
ウィキペディアより: 谷村志穂
内容紹介
大沼を開拓した者たちの係累として、大沼の地で自分たちらしく根を張ろうとした小さな母と、長身の三兄弟。
また、大沼を自分たちの新天地と考えて、山梨より順に嫁いでいくことになる、それぞれに個性の異なる三姉妹。
この大家族は、様々な困難に見舞われながらも、この地に新風を注ぎ込んでいく。
奇跡の三夫婦が奏でた大恋愛と大家族の物語。
北海道を舞台に数々の小説を発表してきた著者が、5年の歳月をかけて紡ぎ上げた渾身の作品。
大沼の美しい風景とそこに嫁ぎ暮らした三姉妹、彼女らと幸せを紡いだ三兄弟は実話に基づくお話。
読み進むと、そこには兄弟の母の深い思いが底を流れていることに気付きます。
家庭の歴史を追うように、時間の流れにそって物語は美しく進みます。
この時代の大沼を訪れたくなる、そんな一冊です。
あとがき
文章がきれいで、クセもないので読みやすいです。
読み進めると昭和の世界観が蘇るようです。
最後まで素直に、読める本です。