コラム

直木賞作家たちが書いた、ヨーロッパが舞台のお洒落なストーリー「チーズと塩と豆と」

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直木賞作家たち、ヨーロッパが舞台、お洒落なストーリー、チーズと塩と豆

今日ご紹介する本は、表紙の爽やかで惹かれた「チーズと塩と豆と」です。

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4人の直木賞作家がそれぞれ訪れたヨーロッパの土地を舞台に書く、家族と恋愛と味覚の4つの物語です。

タイトル:チーズと塩と豆と
著者:角田光代、井上荒野、森絵都、江國香織
出版社:集英社
出版日:2010年10月
購入価格:515円
ジャンル:文庫

著者と(タイトル)その舞台

■角田光代(神様の庭)
スペイン、バスク

■井上荒野(理由)
イタリア、ピエモンテ

■森絵都(ブレノワール)
フランス、ブルターニュ

■江國香織(アレンテージョ)
ポルトガル、アレンテージョ

あらすじ

大勢で食卓を囲む時間、愛がこもった一皿、代々受け継ぐ伝統料理、それは人々をそこに集め、料理で人の心をつなぎます。

この4つのストーリーの中には、それぞれの国の郷土料理が登場します。

料理人の父に反発し故郷を出て海外を旅する娘。
スペインのバスク料理。

意識の戻らない夫のために同じ料理を作り続ける妻。
イタリアの地元野菜を使ったミネストローネ

生きるための食事しか認めない家に育った青年。
フランスの2種類のクレープ

愛しあいながらすれ違うゲイカップルの晩餐。
ポルトガルのオリーブとワイン

故郷のしがらみ、家族の絆、切ない恋心。
温かな食卓に秘められた想いが詰まった4編。

直木賞作家たち、ヨーロッパが舞台、お洒落なストーリー、チーズと塩と豆

中でも面白かったのは、角田光代さんが書いた世界各国を料理しながら旅をする「神様の庭」です。

気ままに世界を放浪する旅を続けていたアイノア。

旅の途中でNGOの国境なき医師団に誘われ、危険な地域や貧しい地域で料理を振舞いながら世界中を転々とまわります。

主人公が得意とするのは、その土地の野菜や豆を使ったスープです。

彼氏をスペインに残し、少しの報酬をもらいながら人の役にたてる人生は素敵だと思いました。

直木賞作家たち、ヨーロッパが舞台、お洒落なストーリー、チーズと塩と豆

最後に

ヨーロッパを舞台に巻き起こる家族間の問題や、様々な恋愛の要所に美味しそうな地方料理が数々登場します。
設定が日本ではないので、生活や恋愛模様は少し私たちとは懸け離れた内容ですが、ごくある小説とはまた一味違った楽しみ方があります。
またその国に行ったことがある人なら、なんとなく想像できてストーリーに没頭できますが、その国の風土を知らない人にはこの本は少々退屈かもしれません。

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