世界で一番美しい本を制作すると称賛され、ノーベル賞作家や有名写真家、著名なデザイナーら一流芸術家たちに支持される出版社シュタイデルに迫るドキュメンタリー。
60際を過ぎてももなお、経営者のゲルハルト・シュタイデル本人の足で、アーティストたちと意見を交わすため世界各地を飛び回り、収録作品の選定や紙質・インクの選定にまでこだわる徹底した完璧主義で知られる彼の仕事ぶりを追う。
””完璧を追求する男、世界を旅する男””
それが主人公のゲルハルト・シュタイデル氏のモットーです。
■世界中のビックなクライアントたち
シャネル(カール・ラガーフェルド)
ノーベル賞作家
写真家ロバート・アダムス
外注や大量生産をせず本作りの全工程を自社で行い、ページをめくる音や香り・使用する紙とインクにまでこだわるあくなき本作りの姿勢に圧倒される。
■シュタイデル社の拘りの仕事術
1、クライアントとは、直接会って打ち合わせすること。
2、全行程を自社で行い、品質を管理すること。
3、商品ではなく、作品を作るつもりで臨むこと。
本作りの全てのドイツの工程で行い、世界一きれいな本を作ると評判が高く、ノーベル賞作家をはじめ、顧客たちが絶大な信頼を寄せるドイツの出版社シュタイデル社。
””シュタイデル氏の旅はクリエイティブな発見と驚き、そして普遍的な人とのつながりの大切さを教えてくれる。””
世界一美しい本を作る男 -シュタイデルとの旅-
原題:HOW TO MAKE A BOOK WITH STEIDL
製作年:2010年
製作国:ドイツ
上映時間:88分
ジャンル:ドキュメンタリー
最後に
映画『世界一美しい本を作る男 -シュタイデルとの旅-』は、シュタイデル氏のクラフトマンシップが素晴らしく、アーティストだったらとても尊敬するくらい仕事に関しての徹底ぶりが垣間みれます。
また一つの仕事に拘りをもち、妥協をせずに徹底的にこなすシュタイデル氏のモットーも素敵で、見習う部分が多い素晴らしい映画です。