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生きる意味、その答えとは「永遠のとなり」白石一文

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生きる意味、その答え、永遠のとなり、白石一文
今日ご紹介する本は、白石一文さんの「永遠のとなり」です。
タイトル :永遠のとなり
著者 :白石一文
出版社 : 文藝春秋
出版日 :2010年3月10日
Kindle価格 :530円
ジャンル :文庫

白石一文(しらいし かずふみ)

1958年8月27日福岡県生まれ。
父は直木賞作家の白石一郎。
双子の弟は小説家の白石文郎。
2010年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。
初の親子二代での受賞となった。
ウィキペディア: 白石一文

内容紹介

生きる意味、その答え、永遠のとなり、白石一文
部下の自殺をきっかけにうつ病に罹り、損保会社を辞め、妻子とも別れ、何もかも捨てて故郷・博多に戻った青野精一郎。
煙草も吸わないのに40歳の若さで肺がんを発病し、死の恐怖から逃れようとするかのように、結婚と離婚をくりかえす、津田敦。
48歳になって故郷の町で再会し、せいちゃん、あっちゃんと呼び合う小学校以来の親友のふたり。

人生の幸せとは、本当にかけがえのないものとは何なのか?

衰えは心身のみならず、自身の人生の展望にも、閉塞感という形でのしかかってくる。
やるせない人生を、共に助け合いながら歩んでいく。
日常生活の中から「生きる意味」について考えさられます。
しかし、終盤まではグダグダと日常生活が語られ、飽き飽きしてしまったのも事実です。
最後の最後でタイトルの意味や内容の深さに納得させられました。

あとがき

あっちゃんとせいちゃんの博多弁が陽気に聞こえ、あまり馴染みがないけれど温かみを感じました。
白石氏はとても静かに、そして優しい文章を書く人なんだと思いました。
人生とはうまくいかない時もあるし、最後は「死」がまっている。
その試練こそが人生なのかもしれないと感じました。

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