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最新脳科学でわかった「左利き」有能すぎるという事実

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最新脳科学、左利き、有能すぎる、事実
10人に1人といわれる左利き

日本国内においては11%ほどだといわれています。

娘もそのうちの1人です。

今までそこまで気にもしなかった左利き。

昔は小さいうちに右に矯正される傾向にありましたが、最近は左なら左利き用の文房具を用意してくれたり、教育機関でも選べるようになりました。

そもそも右脳と左脳の役割は異なるります。

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おもに右脳は非言語系を、左脳は言語系を司っていると言われています。

左利きは右脳を日常的に刺激しており、それが左利きの潜在的な能力に結びついているといいます。

左利きは右利きに比べて言葉を使って考えをまとめるのは時間がかかるものの、直感力や独創性には優れているとも言われています。

海外では両利きも当たり前

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■左利きの比率が高い国ランキング
1位 オランダ(15.7%)
2位 ニュージーランド(15.5%)
3位 ノルウェー(15.0%)

アメリカは2%とごく僅か。

一方で両利きが30%近いという驚きのデータが出ています。

アメリカでは左利きを無理やり右利きに矯正することは子供の成長において心理的ストレスなどの悪影響を及ぼすと考えられており、動作によって利き手を分ける「クロスドミナンス」という考え方で両利きになっている人が多いといわれています。

例え子どもでも左か右か決めつけることなく、自由に自分で選べる考え方がアメリカらしくていいですよね。

遺伝と利き手

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もちろん遺伝的な要素もあるのですが、脳のなかでも手の動作を司る部位が、生後の環境や手の動かし方といったことの影響を大きく受ける部位だからです。

右手を多く使えば右利きになり、左手を多く使えば左利きになります。

その頻度の割合によって、利き手のグラデーションともいうべきものが生まれるというわけです。

2歳くらいまでの幼児はのちに右利きになる子どもでも左手もよく使い、その逆のケースも見られることが研究によってわかっているそうです。

しかし、使う頻度が高いほうの手が最終的に利き手になるのです。

なぜかというと、脳は消費エネルギーを抑えるためになるべく「楽をしようとする」という特性を持っているためだそうです。

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両手を使っている幼児は、どちらか使いやすいほう、楽に使えるほうの手をよく使うようになります。

すると、そちらの手を使うための脳の部位が発達し、利き手が完全に決まっていくのです。

勉強面

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では、左利きに天才が多いのは本当でしょうか。

左利きであった著名人といえば発明家のトーマス・エジソン、アイザック・ニュートン、ビル・ゲイツなど。

天才と左利きの関係に科学的根拠はありませんが、「左利きの方が数学的な思考に強い」ということは科学的にも間違いがないようなのです。

なぜなら、左利きの人は右利きの人とは脳の使い方がまったくちがうからです。

左利きの人の脳の調査によると、「右脳がより発達している」、また「右脳と左脳のつながりが強く、情報処理力が優れている」ことがわかっているそうです。

右脳は空間把握や情報処理をつかさどっており、ある数学の問題を解く実験では、易しい問題については右利き・左利きの差は出なかったものの、難問では明らかに左利きの方が高得点を出したという結果になったそうです。

運動面

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■左利きで困ったこと
・はさみやカッターが使いづらい
・食事中に隣の人と腕がぶつかる
・自動改札にICカードをタッチしづらい

そのほか、楽器や車など全て右利き中心で構成されているわけですから、左利きの人にとって不便なのも納得です。

逆に、左利きで良かった点はというと、筆頭が「スポーツでは有利」ということ。

テニスや卓球などでは左利きが有利といわれています。

特にフェンシングではプロ選手のうち半数が左利きだともいわれています。

なぜ左利きが有利かというと、相手の一瞬の判断の中に左利きということで混乱をもたらすことができるからだそうです。

反応速度が勝敗を左右する競技において、左利きは重要な要素となるようです。

あとがき

「頭がよさそう」「器用」「天才」など左利きには、色々なイメージがつきまといます。
今まではそんなイメージだけで深く考えもしませんでしたが、6歳の娘は完全に左利きなので特性を知りたくで色々と調べてみました。
左利きは生活の中で不便に感じることも多いかもしれませんが、自由に選べる時代になってきているので、左利きを生かして長所を伸ばしていって欲しいなと感じました。

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