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熱く、キラキラした登場人物たちが印象的「希望ヶ丘の人びと」重松清さん

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熱い、キラキラ、登場人物、印象的、希望ヶ丘の人びと、重松清
今日ご紹介する本は、重松清さんの「希望ヶ丘の人びと」です。
いじめ、学級崩壊、モンスター・ペアレント、家族の死。

あなたはいま、子どもたちにどんな「希望」を語れますか?

タイトル:希望ヶ丘の人びと(上)(下)
著者:重松清
出版社:講談社
出版日:2009年1月16日
価格:171円
ジャンル:文庫

重松清(しげまつ きよし)

1963年3月6日岡山県津山市に生まれる。
早稲田大学教育学部国語国文学科を卒業。
角川書店の編集者として勤務。
後にフリー ライターとして独立。
20以上のペンネームを持つ。

1991年「ビフォア・ラン」でデビュー。
1999年「ナイフ」坪田譲治文学賞。
1999年「エイジ」山本周五郎賞。
2000年「ビタミンF」直木賞。
2010年「十字架」吉川英治文学賞。

あらすじ

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ニュータウン「希望ヶ丘」。
今年40歳になった主人公の田島は、春から中学3年生になる美嘉と小学5年生の亮太とともに、この街へとやってきた。
ここは、2年前にガンで亡くなった妻・圭子のふるさとであり、今度の引っ越しは、脱サラして進学塾の教室長への転職を決めた私自身の再出発でもあった。
亡き妻のふるさとには、当時妻と仲の良かった友達がいて、彼女のことを好きだった男がいて彼女が初めて恋をした人がいた。
70年代初めに開発されたニュータウンに引っ越してきた父と子の、かけがえのない日常を描く感動長編。
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家族、離別、いじめと、ニュータウンんなど、ヒューマンドラマを得意とする重松清さんの長編ドラマです。
ほろりとさせつつも、ハッピーエンドで終わるところはいかにも重松清さんらしいです。
登場するキャラクターもひとくせもふたくせもあり、実際に存在しそうなキャラクターです。
その中でもエーちゃんは人としてもっとも魅力的な人物で、格好良すぎです。
やることは無鉄砲で強引なところもあるけれど、憎めなくて、こんな人自分の近くにもいたらいいなと感じました。
私としてはこういう小説を書く人に学校の先生になって欲しかったし、子どもの時にこういう大人の人に出会いたいものだなあとなんかしみじみ感じてしまいました。
WOWOWで連続ドラマも放送されました。
原作:重松清「希望ヶ丘の人びと」(講談社文庫)
脚本:岡田惠和
監督:深川栄洋
主演:沢村一樹、和久井映見、寺脇康文ほか
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最後に

家族の話や学校でのいじめの話など、誰もが経験することを題材にし多くの評価を受けている重松清さん。
何か、読み終わったあとに爽快感がありました。
30代40代の子を持つ親世代の人にぜひ読んでもらいたい一冊です。

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