今年から様々なLCC(格安航空会社)が日本の航空業界に参入してきており、これから益々充実してくる予感がします。
日本は他の国より、LCC(格安航空会社)の乗り入れが少ないですが、その中でも国内就航で力をいれているのが「関西国際空港」です。
また「シンガポール・チャンギ空港」のバジェットターミナルや、「マレーシア・クアラルンプール空港」のLCCターミナルをモデルにした、LCC専用の第2ターミナルビル(T2)があるのも「関西国際空港」の強みになっています。
関西国際空港発着のLCCエアライン
・ジェットスター
・セブパシフィック
・チェジュ
・エアプサン
・ジェットスター
・エアアジア
・ピーチアビエーション
国内線2012年のお盆の搭乗率
・エアアジア 91%
・ANA 73%
・JAL 74%
搭乗手続き締め切り時間
・エアアジア 45分前
・ジェットスター 30分前
・ANA 20分前
空港に止めていられるのはたったの25分しかないため、時間厳守で早めにカットされます。
しかし、まだまだ出だしのLCC(格安航空会社)には不備が多く、欠航や遅延が問題となっています。
国土交通省の調査による欠航便の割合 (2014年1~3月)
・ジェットスター (3.66%ボーイング787型機のトラブルの為)
・全日本空輸 (3.55%)
・エアアジア (1.85%)
・ピーチアビエーション(0.54%)
▪️格安航空会社(LCC)のデメリット
・エアアジアは荷物の超過料金が1キロごとに1000円かかります。
(例えば5キロオーバーで5000円支払わなくてはなりません。)
・ジェットスターはお預け荷物が20キロ以内だと1000円。
(20キロ以上で1500円かかります。)
・乗り遅れても、一切の払い戻しがきかない。
「ピーチアビエーション」(Peach Aviation)は、2014年5月にパイロット不足などを理由に、便数を大幅に減らすことになりました。
▪️欠便対象
2014年5月~10月に運航を予定していた2128便
・関空~札幌、関空~福岡、関空~松山 (国内線6路線)
・関空~ソウル (国際線2路線)
※他便への振替や払い戻しは無償で対応
病気やけがで機長が不足し、夏場に予定した増便計画をそのままそっくり取り下げたといいます。
世界的に需要の高まるLCC(格安航空会社) の影響で深刻なパイロット不足が問題視されていますが、人材育成に時間のかかる日本は特に深刻な影響が出てきそうです。
ピーチアビエーション株式会社(Peach Aviation)は、ANAホールディングス(HD)傘下の、関西国際空港を拠点とするLCC(格安航空会社) です。
ブランド名をピーチ(Peach)としており、桃色と紫色の中間色のフーシア色を基調にしたデザインが起用されています。
サービスもユニークで、機内アナウンスは関西弁の方言が使われていたり、機内食も大阪ならではのメニューが並びます。
■お勧めメニュー
1、大阪の有名なお好み焼きチェーン「千房」のお好み焼き
2、パティシエ手作り「よくばりスイーツ3点盛り」
3、冬限定のカレーパン
最後に
LCC(格安航空会社)はまだテスト段階で、さまざまなトラブルが多いですが、それでも安さを求め外国人などの需要も十分にあると思います。
最近では京都・奈良もしくは広島観光の拠点に「関西国際空港」を利用する外国人も多いようです。