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コロナ、ヘイトが影響?国内でインターナショナルスクールが開校ラッシュ

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最近毎日のようにニュースで流れる、米国でのアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)。

そこで安全な日本国内で高い英語教育を身に付けたいという人が増えています。

また親が子どもに求める場合もあります。

幼少期から英語認知力やリスニング力の向上。

また、多様性、異文化への寛容性・理解を身につけさせたい。

そんな親の子どもへの思いから、近年インターナショナルスクールの開校が相次いでいます。

都心だけではなく、長野や岩手、広島など地方都市でもインターが誕生している訳を探ってみました。

インターの魅力

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1、英語で学ぶことで、英語力はもちろん、インターの多くが古くから取り組んでいる探究的な学びができます。

2、スクールによって教職員や生徒の国籍は違いますが、国内外で生まれ育った子が学ぶため、多様な価値観を尊重する校風があります。

3、英語で学ぶ力があるため、国内外の大学などから、自分の興味に応じて幅広く進学先を選ぶことができます。

プリスクールのによる需要

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日本国内だけでみると、まず、2~6歳くらいが通う「プリスクール」と呼ばれる、英語で過ごす幼稚園・保育園が増えています。

2000年代に都市部で広がり、今は人口10万の都市に一つはある感覚ですね。
国内に800校前後あるのではないのでしょうか。

こうしたプリスクールで学び、育ってきた子どもの増加に伴い、日本の小学1年~高校3年に該当する年齢の子どもが通うインターナショナルスクール(インター)も増えてきました。

学費

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現在、小中高を持つインターは国内に60校以上あります。

毎年1~2校が新設されているくらいのスピードです。

学費は年150万円程度〜年250万円程度

ちなみに、普通の公立の小学校に通わせた場合、年間でかかる費用は大体32万円程と言われています。

私立の小学校は160万円程度です。

地方のインター開校ラッシュ

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2014年開校の長野県軽井沢町にユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン。

2020年4月開校の広島県に全寮制小学校の神石(じんせき)インターナショナルスクール。

2022年9月開校予定なのは、愛知県日進市に学校教育法上の「一条校」。
また全寮制の国際バカロレア候補校として、国際高等学校が開校予定です。

その他にも2022年夏に開校の、岩手県八幡平市の英国系「ハロウ安比(あっぴ)校」や、長野県白馬村の「白馬インターナショナルスクール」など、自然環境を魅力の一つに据えたスクールも各地にできる予定なんだとか。

中国人が日本に流れてきている

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こうしたスクールが視野に入れているのは、日本の子どもだけではなく、中国を中心としたアジアの子どもたちです。

アジアから子どもを集める上で、日本は非常に魅力的。

基本的人権が認められている、治安はいい、衛生面もいい、自然環境もいい。

日本に暮らしていて心配なのは、地震と原発、富士山噴火くらいでしょう。

アメリカでは最近、アジア人へのヘイトクライムが頻発しているというニュースがあります。

これは、トランプ前大統領が、「チャイニーズウィルス」や「武漢ウィルス」など、コロナ感染症は中国の産物だということを暗ににおわせる言葉をたくさん使ったことから始まっています。

こうした「リスク」を考え、米国でなく日本に、という動きがアジアの側にもあると言えます。

あとがき

コロナが収束しないため、海外に渡航しづらい。
小学校から英語は必須科目になったけれど、できればネイティブスピーカーまで近ずけたい。
このように英語力はもちろんのこと、インターでのいわゆる「探究的な学び」に魅力を感じ、この学び方を継続させたいと考える親御さんが増えているのでしょう。
自然豊かな土地に開校しているのも魅力の一つですね。

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