今日はタイのコーヒー事情をいろいろとご紹介したいと思います。
タイ人はコンデンスミルク入りの甘いコーヒーが好きですが、見ていると断然あの土色のタイティーを飲んでいる人の方が多い気がします。
もう一つタイのドリンクの特徴をあげると、
アイスを注文するとほとんどが氷だということ。
暑いのですぐに氷が溶けてしまうのはわかりますが、最後のほうは氷で味が薄まってしまうのがちょっとした悩み。
そんな悩みを解決すべく、米国のスターバッスがコーヒーでできた氷を約90円で発売開始しました。
米国の一部のスタバ限定
コーヒーでできた氷を使用したアイスコーヒーは、味がうすまるどころか、むしろ氷が溶けるごとに濃い味わいになり、より飲みやすくなるんだとか。
アイスコーヒーの味わいを倍増させてくれるコーヒー氷の販売は、現在アメリカのミズーリ州セントルイスと、メリーランド州ボルチモアにある100店舗のみの販売となっているそうです。
コーヒーでできた氷はアメリカでは大人気で好評を博しているので、今後はより多くの店舗でコーヒー氷が販売されるかもしれませんね。
タイのコーヒーの歴史
次は、タイのコーヒーブームについてご紹介したいと思います。
タイ人はなんでも濃いめがお好き。
お店でアメリカーノを注文すると、大きなカップに並々注がれたエスプレッソが出てきます。
こんな濃いコーヒーをたくさん飲んだら胃が痛くなりそうと思いながらも、渋い顔でコーヒーを啜ることもしばしば。
筆者が15年前にタイに来た時はというと、ビニール袋に氷をたっぷり入れて、そこにインスタントコーヒーをそのまま投入したものでした。
そのスタイルはバンコクでは少なくなっていますが、地方にいけばまだその販売方法が見られるかもしれません。
その頃カオサン通りで徐々にエスプレッソマシーンを使った、本格コーヒーが登場しました。
今では各家庭でワンショットのコーヒーマシーンを使うのが主流になってきているそでうす。
タイ産のコーヒー豆
最近知人にコーヒーメーカーと、コーヒーサーバーを譲っていただき、さっそく自宅で美味しいコーヒーを淹れてみることに。
筆者が購入したコーヒー豆はタイ産の「Duang Dee Hill Tribe Coffee」（ドゥアンディーヒルトライブコーヒー）です。
つまり少数人族のヒル族が作ったコーヒー豆のこと。
これは有名な話ですが、昔タイ北部の多くの小さな山岳地帯ではアヘン栽培が盛んでした。
その代わりに現金になる作物の代替え品として、村でコーヒーの栽培を促進しました。
初めはコーヒー農園を放棄し、何千ものコーヒーツリーは全滅してしまいましたが、村民を教育し啓発することによって、今では安定したコーヒー豆が採れるようになりました。
「ドゥアンディーヒルトライブコーヒー」は農薬や化学物質は一切使用せずに、手積みコーヒーでなおかつハンドローストしているとても珍しいコーヒーです。
メーカー：Duang Dee Hill Tribe Coffee（ドゥアンディーヒルトライブコーヒー）
種類：Extra Smooth（エクストラスムース）
原産国 ：タイ
内容量 ：250g
品種 ：100%アラビカ
購入場所 ：フードランド
購入価格 ：118バーツ
ホームページ ：www.northernthailand.com/duangdee/
■感想
個人的な意見ですが、タイのコーヒーはやはりインスタント向きな気がします。
泥っぽいというか、雑味や渋みを強く感じます。
筆者はハンドドリップで落としましたが、抽出方法にも向き不向きがあるかもしれませんね。
他にも「ユニークストロング」「クラシックブレンド」がありました。
最後に
バンコク在住の日本人にコーヒー豆のメーカーを聞いたところ「ドイトゥンコーヒー」「アムウェイ」「セレシアコーヒーロースター」など様々。
「ドイトゥンコーヒー」は王室プロジェクトの一環で、こちらもタイ最北端のチェンライのコーヒー豆が使われています。
各店舗でローストしている「Good Coffee Group」の豆は日本人や西洋人に人気があります。
「セレシアコーヒーロースター」はそのグループの一つです。
「アムウェイ」も今バンコクっ子の間で急上昇中なんだとか。
