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よりよい保育を目指して奮闘する、渡辺一枝さんの一冊 「時計のない保育園〜私の幼い友人たちのために」

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よい保育を目指す、渡辺一枝、本、時計のない保育園、私の幼い友人たちのために
今日ご紹介する本は、渡辺一枝さんの「時計のない保育園〜私の幼い友人たちのために」です。

保育士になり、無認可保育園つくりから始まり、一人一人の出会いを大切に過ごした18年間の軌跡です。

タイトル:時計のない保育園 私の幼い友人たちのために
著者:渡辺一枝
出版社:集英社
出版日:1993年6月
購入価格:497円
ジャンル :エッセイ、随筆

(わたなべ いちえ)

1945年ハルビン生まれ。
1989年に18年間の保母生活に終止符をうち作家活動に入る。
チベット、中国、モンゴルへ旅を続けている。
著書に「チベットを馬で行く」(文春文庫)、「わたしのチベット紀行」(集英社文庫)、「風の馬 ルンタ」(本の雑誌社)なども有名です。

あらすじ

思いがけないことから始まった保母生活。
よりよい保育を目指して奮闘する「いちえさん」の爽やかで熱い生き方が綴られています。
”ブランコもない、スベリ台もいらない。
時計だっていらない。
幼い日はゆったり流れるのがいい。”

まだ子供がいない人も、今育児に奮闘中のママも気になる保育園の実態。
すてきな子供時代のための、子育て心構えなどが事細かく描かれています。
よい保育を目指す、渡辺一枝、本、時計のない保育園、私の幼い友人たちのために
子育てについての著者の気持ちが伝わってくる本です。
困難な状況の中、自力で保育所を運営されてきた努力と苦労が文章のいたるところから伺えます。
とにかくなんでも試行錯誤してやってみるという行動力には感服させられます。
働いている女性たちの子育ての問題について、保育園のあり方や、行政の対応など、様々な観点から描かれていて考えさせられることの多い本だと思いました。
よい保育を目指す、渡辺一枝、本、時計のない保育園、私の幼い友人たちのために

最後に

18年の保育士経験で得たこと、理想の保育園を創造するまでが事細かく丁寧に描かれている一冊です。
また渡辺一枝さんは、 80年代よりチベットを何度も訪れ、現地でチベット人との交流も重ねているとてもパワフルな女性で、チベットを題材とした本も興味がそそられます。

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