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現役のお医者様が描いた、心が温かくなる本「神様のカルテ」夏川草介

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現役、お医者様、心、温かい、本、神様のカルテ、夏川草介
今日ご紹介する本は、夏川草介さんの 「神様のカルテ」です。

50万部を突破した、感動のベストセラー作品です。

タイトル :神様のカルテ
著者 :夏川草介
出版社 :小学館
出版日 :2010年6月12日
価格 :572円
ジャンル :文庫

夏川草介 (なつかわ そうすけ)

1978年大阪府生まれ。
信州大学医学部卒。
日本の医師であり、小説家。
「夏川草介」はペンネーム。
医師として勤務するかたわら、2009年に「神様のカルテ」で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。
同作は第7回本屋大賞候補作にも選ばれています。
このシリーズは「神様のカルテ2」 (2010年9月)「神様のカルテ3」 (2012年8月)「神様のカルテ0」 (2015年2月)も出版されています。
(ウィキペディアより)

あらすじ

神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。
主人公の栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医。
ここでは常に医師が不足している状態。
専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事。
妻のハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。
現役、お医者様、心、温かい、本、神様のカルテ、夏川草介
そんな一止に、母校の医局から誘いの声がかかる。
大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。
それに最先端の医療を学ぶこともできる。
しかし、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。
悩む一止の背中を押してくれたのは、死を目前に控えた高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物でした。
命の尊厳や、医療のあり方について問いかけています。
筆者もなんとなく知っているつもりでしたが、最新機器や最新の治療法を常に取り入れた大学病院と、地方病院のギャップに正直驚きました。
地方の病院で奮闘する若手医師の姿が清々しく、死をテーマにした重いストーリーでもさっぱりと読めます。
現役、お医者様、心、温かい、本、神様のカルテ、夏川草介
「神様のカルテ」は日本中の書店員が感涙し、発売1年足らずで映画化が決まった大ヒット小説です。
受賞歴は第十回「小学館 文庫小説賞」受賞、「2010年本屋大賞」 第2位に輝いています。
続編の「神様のカルテ2」も大ヒットし、シリーズ100万部を突破しています。
また翌年の2011年8月27日に、全国東宝系にて映画が公開されました。
映画では主人公の一止役を櫻井翔さんが、妻のハル役を宮崎あおいさんが演じました。

最後に

脚本家さんがドラマのようにスラスラ書くものよりも、現役のお医者様が書いたこの作品の方が現実味があり伝わるものがあります。
病院や医療の話でもユーモアたっぷりで、ここに出てくる登場人物はそれぞれ特徴があり配置にも違和感がありません。
テーマは重くて泣けるのに、どこかすがすがしさも残ります。

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